私の場合作品を作り始める時、ある程度紙にエスキースを描いてから始めます。頭で思い浮かべた形を実際平面に起こすと、イメージがより具体化します。そこで面白いのが出来るまで何度もエスキースを重ね、イメージが固まったら作業に入ります。やはり2次元と3次元の違いで360°の角度から納得出来る作品になるまで考えながらの作業です。時間を置けば冷静に見ることが出来るで、あまり急がず作るようにしてます。
花器として作っている立体は幾何学的な形をしているものが多いです。それは、私が建造物にとても興味を持っているせいかも知れません。日本のお寺、ヨーロッパの建物、ピラミッド、近代建築などを参考にしてます。それをひもづくり(手びねり)であまり鋭くなり過ぎず、冷た過ぎず、適度に人の手の温かさを残しながら。美しい形を作り出す作業はつらく、容易に出来ませんが1本1本ひもを作り、積み上げていく作業は1番楽しい時間です。
色彩に関しては、風化した土、石、エメラルドグリーンの水、錆びた金属、朽ちた木、真新しいものよりも年月を経て変化していった色に惹かれているので、それらのものを表現出来ればいいなと思ってます。ただ、炎の力を借りているのでなかなか思い通りの色が出せないことの方が多いです。思いがけず良い色に焼き上がるときもあれば、とんでもない失敗する時もあるし日々実験という感じでやってます。
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